去年ファンになった役者さんへ、初めてファンレターを出しました。
ファンレターは何度か書いたことがあるけど、下書きしている段階で「自分の名前はどうしよう?」とか「みんなお手紙ってどんな感じで書いてるの!?」と、疑問がぼろぼろ出てくる…。
いろんな人のお手紙に関する記事を読むのが好きだし、とても参考になったので、私なりのファンレターの書き方や気になったこと、こだわりなど色々と書いてみました。
※私がお手紙を出しているのは舞台役者さんです。
目次
なにに書いて出す?
まず、お手紙をなにに書いて出すか。
選択肢としてはレターセット(便せん+封筒)、はがき/ポストカード、グリーティングカードなどなど…。
私は 便せん+封筒 で出しています。
便せんはエトランジェディコスタリカのレターパッド。(すでに廃盤)
大量に書き損じたので、80枚入りのレターパッドにしておいて大正解でした。
シールやマステでデコレーションしたくて、ベースはシンプルにしました。
ごく淡い水色の紙に水色の枠だけで罫線なし。
罫線なしって書いているうちに斜めにならない…?と心配だったけど、罫線の入った厚紙がついていて、罫線ありの便せんと同じ感覚で書けました。
封筒は便せんに合わせたシンプルな水色の封筒。
自分の好きな紙で封筒が作れるテンプレートがとても気になっている。
封筒
宛先・宛名
*郵送
郵便番号、ファンレターの宛先、推しのフルネーム+様。
郵送でお手紙を出すときの基本のことだけ。
*会場預け
会場で預ける場合は 推しのフルネーム+様 と封筒の真ん中に書いてます。
私は役名や公演名は書かない派。
切手
郵送のときはシール式の特殊切手を貼っています。
特殊切手はキャラものなどかわいいデザインが多いので、封筒の色に合わせて選ぶのがささやかな楽しみ。
自分の名前
*郵送
郵便番号・住所・名前(フルネーム)の全部書いてます。
返信を期待してるみたいに見えるかな…とも思ったけど、お手紙を出すときの基本だと思うのできっちり書いてます。
退所してたら返送されることもあるみたいだし、切手の料金不足とかなにかあったときのためにも書くようにしています。
差出人の情報がわからない不審な手紙になるのも嫌だし、それが原因で推しに渡してもらえず破棄されても悲しい…。
住所や名前の他には手紙を書いた日付も書いてます。
郵送だと事務所に行ったときにしか受け取らない人もいるみたいだし、すぐに推しの手元に届くとは限らないので、外側からもいつ頃の手紙かわかると便利かなと思って。
*会場預け
封筒には 名前(フルネーム) だけ書く。
これも無記名だと不審かなと思ったのと、以前劇場でスタッフさんに預けたときに自分の名前が書いてあるか確認されたので、名前(フルネーム)だけは書いてます。
公演によっては透明なプレゼントBOXに自分で入れる場合もあるので、 住所と名前の両方が不特定多数の目に触れるのは嫌なので、住所は便せんに書いておく。
封のしかた
*郵送
郵送のときは仕分けや配送などで荒波にもまれることを想定して、 しっかりと糊付け。
※封筒に剥がれやすいもの(マスキングテープ等)を貼らないようにする。他の郵便物とくっついてしまい郵便事故が起こる可能性もあるそうです。
糊付けしただけだと味気ないので、ワンポイント的な感覚でスタンプを押しています。
シールを使いたかったけどピンと来るものがなかったので、手持ちのスタンプを使用。
推しに幸運が舞い込んでほしい!という願いを込めて、四つ葉のクローバー。
*会場預け
会場で預けるときは郵送よりも荒波にもまれないだろうと想定して、糊付けはせずに マスキングテープで留めるだけ。
中身チェックをするスタッフさんがいると想定して、簡単に開けられる方がいいと思って。
ハサミとかで開けてるかもしれないけど。
マスキングテープは手持ちの中から封筒と合いそうなものを選んで貼ってます。
手紙の中身
書き出し
一番上に「推しのフルネーム+様」、次の行に「こんにちは、○○(自分の名前)です」 と書いて始めます。
果たして名乗ってから始める必要ある?とか、封筒と手紙の最後にも自分の名前を書いてるのにくどくない?めっちゃアピールしてるみたいって思うけど、名乗らないで始めるよりも名乗ってから始めた方がしっくり来たので名乗ります。
文中での推しの呼び方は「苗字+さん」。
本文
お手紙で悩むところといえば、やっぱり本文。
なにを書けばいいのか…と手が止まってしまうけど、私は 推しに伝えたいことを素直に書く ようにしています。
あとから自分で読み返して恥ずかしくならない内容にしようと思って下書きを書いてみたら、全然進まないし、中身のないつまらない手紙にしかならなかったので、ちょっと恥ずかしいぐらいがいいのかもと思って。
具体的な内容としては、お手紙を出すタイミングに合わせた一言から始めます。
「ご出演おめでとうございます」「○月○日に△△(公演名)を観に行きました」「◎◎(雑誌名や番組名)見ました」など…。
そのあとに続く内容は観劇済みなら作品の感想が中心。
観劇前だったら、いかにこの日を楽しみにしていたかとか、前回見た公演やそれ以外のお仕事の感想など。
私は推しから元気や生きる希望とか色々もらっているので、「○○さんを見てると、私も頑張ろう!とやる気が湧いてきます!」的な話は本文の終盤によく書いている気がします。
この部分が読み返していて一番恥ずかしい。
素直に書くとは言っても、ダメ出しやネガティブなこと、他人と比べるような内容は書かないことにしている。
あくまでもポジティブな内容を心がける。
締めくくり
お手紙の締めくくりは、 体調を気遣う一言と次の機会に関すること を書くことが多いです。
「(季節に合わせた一言)ご自愛ください」と「次の△△も楽しみです」とか「今後のご活躍をお祈りしています」みたいな感じ。
年末に出したときは「よいお年をお迎えください」と書いたり、締めは特にひねりのない終わり方。
あとは、 本文から2行くらい空けて手紙を書いた日付と自分のフルネーム を書いて終わり。
会場預けの場合は住所も書く。
お手紙を書く上で気を付けていること
段落と改行
便せんに書くときのマイルールは…
- 同じ話題が続くときは「。」が出てきても、なるべく続けて書く
- 話題が変わるときは段落をつける
- 言葉のキリがいいところで改行する
ブログでは話題が変わるときは一行空けたり、「。」の度に改行したりするけど、便せんでも同じようにするとスカスカすぎて読みにくかったので、ある程度 詰めて書いて段落を使うようにしてます。
“言葉のキリがいいところで改行する”は「おめ(改行)でとうございます」みたいに段が分かれてしまうと読みにくく感じるので、「おめでとう(改行)ございます」って感じで書く。
内容
- 「頑張ってください」って書かない
気にしない人は気にしないと思うけど、「頑張ってね!」って言われてプレッシャーに感じたり、頑張ってないように見えるのか…と思ったことがあるから私は書かない。
その代わりに「楽しみです」とか「応援してます」など、自分の気持ちを書くようにしてます。
これもプレッシャーに感じる一言かもしれないけど…。
- 自分語りは控えめに
自分の話は書かない人もいるけど、どういう人間からのお手紙かふんわり伝わってくる方がいいかな~と思うので、私は自分のことも少し書く派。
でも推しに関連する話題だけ。
たとえば「通勤時は憂うつだけど、推しさんの(曲名)を聞くと元気が出る」とか、「私はこういう性格だから、このシーンの(推しの演じた役名)に共感して、こんな気持ちになった」みたいな感じ。
- 「行けないけど応援してます」、「陰ながら応援してます」って書かない
言われる側の人の「行けないけど応援してるって言われると悲しい」って意見を見てから、嫌な思いをさせる可能性があるならやめておこうと思った。
「陰ながら応援してる」も言われて嬉しくない人もいると最近知ったので、こちらも書かない。
私のような現場は年1~2回行けたらいい方みたいな人間には「陰ながら応援」って言葉がぴったりかなと思って使ったこともあるけど、嫌な思いをさせていたら申し訳ないな…。
言葉遣い
敬語で書く。
でもガチガチの敬語で堅苦しいのは嫌だし、馴れ馴れしくない程度に親しみやすい、気楽に読める手紙にしたいので、やや砕けた敬語でたまに絵文字を入れる。
親しみやすさが出ているかどうかはナゾですが…。
便せんの枚数
空き時間にでもサッと読んでもらえれば…と思っているので、なるべく2枚まで!
多くても3枚に収めると決めています。
最近書いたお手紙は便せん2枚で約500文字。少ない方なのかな。
淡々とした内容になってしまうので、これはこれでちょっと悩み。
下書きについて
下書きをしないと手紙が書けないと言ってもいいぐらいなので、必ず下書きします!
私はスマホのメモで文章を作って、便せんにシャーペンで下書きして、それからペンでなぞって清書という流れです。
その他
筆記用具について
売り場であれこれ試し書きして、書き心地と色が気に入ったサラサクリップを使っています。
色はブルーブラック、太さは0.5㎜。
水性だけど売り場のポップに「滲みにくい!」と書いてあったし、公的文書にも使えるとゼブラのHPにも書いてあったので、郵送時でも安心だなと思って。
まとめ
以上、いどのファンレターの書き方でした。
いろんな人のお手紙に関するこだわりを拝見していくうちに、私の書き方って変かな?こうした方がいいのかな?って悩んだりもしましたが、お手紙へのこだわりは人それぞれ。
人の真似をするのではなく、自分らしく綴るのが大事!と思ってます。
あれこれと書いてきましたが、郵送するとき封筒に剥がれやすいものを貼らないというところ以外はこれが正解だとかこうしないとダメだよっていうわけではないです。
あくまでも私はこんな感じで書いてるよ~というお話でした。
すごく長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました!参考になれば幸いです!
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